米政権就任1年5か月後ようやく駐豪大使

39年軍隊勤めのハリー・ハリス提督

 アメリカのドナルド・トランプ政権は、2016年9月就任以後1年5か月近く空席になっていた駐豪大使に、ハリー・ハリス海軍提督を任命した。ハリス提督は勲功も高いが、タカ派発言でしばしば論議を呼んでいる人物。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ハリス提督はハワイの第34代米太平洋艦隊司令官を3年務めて退役しており、最近は南シナ海での中国の領土拡張政策に対して強硬な発言をするなどで論議を呼んでいた。

 ハリス提督はある時はオーストラリアで発言し、数か国が領土権を争っている南シナ海の島に中国が軍事基地などの陸上構造物を建設したことに対して、「中国は砂の長城を造るつもりか。中国の意図には深刻な疑いを抱かざるを得ない」と語っている。

 ワシントンの防衛産業メディア「Breaking Defence」のコリン・クラーク編集長は、「アメリカの最大の競争相手についてもっとも詳しいアメリカの高官を大使に迎えることはオーストラリアにとっても幸いなことだ。そればかりか、南シナ海での中国の活動に対して厳しいメッセージを送らなければならない時にはハリス駐豪米大使を隠れ蓑に使うこともできる」と分析している。

 また、ジョン・ハワード、トニー・アボット両保守連合連邦首相の国防顧問を務め、現在はワシントンのシンクタンク、Centre for Strategic and International Studiesに所属するアンドリュー・シェアラー氏は、「ハリス提督を駐豪大使に選ぶというのは優れた選択だし、ホワイトハウスがオーストラリアやオーストラリアとの同盟を重視している表れだ。ハリス提督はオーストラリアの政界から国防軍にまで知己を得ている。中国の行動を見れば、中国に対して厳しいというのはあたらない」と分析している。
■ソース
Donald Trump names Admiral Harry Harris as pick for US ambassador to Australia

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