ウエイン・スワン元労働党連邦政権財相引退へ

2008年の世界金融危機乗り切った財相

 2月10日、ウエイン・スワン元労働党連邦政権財相が2019年の連邦議会選挙には出馬しない意向を明らかにした。

 スワン議員は、1993年にQLD州ブリスベン北部地区のリリー選挙区で初当選し、2007年から2013年までケビン・ラッド、ジュリア・ギラード両首相の下で財相を務めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 スワン議員は政治家の仕事は好きだが、後進に道を譲る時期だと語り、「逃れられない事実は、私がもう議員として110%政治生活に力を注ぐことができない年齢に近づきつつあると言うことだ。特に孫達と過ごす時間もつくれない。また、社会の不平等について、また、私達の経済と社会を公正にするためにはどうすればいいのかを自由闊達な議論を交わすことを考え、同時にごく普通の生活を送ろうとすることが難しくなっている」と語った。

 また、2008年に世界金融危機がオーストラリアに波及することを防げたことをもっとも誇りに思うと語り、「そのためにオーストラリアの経済政策が世界で最も優れていると評価された」と語った。

 さらに、「リリー選挙区の自分の後進として労働党からは女性が出馬することを望む」と語った。

 しかし、昨年末から今年にかけて、一部の匿名の労働党議員が、スワン氏は政界を引退し、後進に道を譲るべきだと批判していた。また、首相を2度中途で替えたラッド、ギラード政権の混迷した時期に閣僚を務めた政治家がバックベンチに座っていると、ビル・ショーテン党首がその混迷の時期を切り離すことが難しいとの声もあった。

 リリー選挙区は労働党の得票率がわずか5%差しかない接戦区になっている。
■ソース
Former treasurer Wayne Swan to bow out of federal politics

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