「反西側嫌がらせなどが広がるおそれあり」

ロシア渡航中の豪国民に外務省の警報

 イギリス南西部の町で起きた元ロシア・スパイのセルゲイ・スクリパル(66)、ユリア・スクリパル(33)父娘毒殺未遂事件でイギリスや同国に同調する西側諸国がロシア外交職員を追放したのに対して、ロシアもそれぞれの国の外交職員を同数追放し、またアメリカのロシア領事館閉鎖に対してはサンクトペテルブルクの米領事館を閉鎖するなどの対抗措置を取っている。

 オーストラリアとロシアの間でも各2名の外交使節職員追放が行われたが、4月1日のシドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)は、オーストラリア政府外務貿易省(DFAT)がロシア渡航中または滞在中の豪国民に向け、「ロシアと西側諸国の間の関係が険悪化しており、ロシア国内で反西側感情が高まることが予想されるため、十分に注意するよう」呼びかけている。

 また、「現段階ではロシア渡航中の豪国民が何らかの困難に遭遇したというできごとはない。しかし、国際緊張、政治緊張などの状況を正確に把握し、外務貿易省の最新の渡航警報に留意するよう」呼びかけている。

 また、「常に警戒を怠らず、抗議行動やデモなどの人混みを避け、公共の場での政治問題などの話題を避けるように」との注意を呼びかけている。

 マルコム・タンブル連邦首相も声明を発表し、「オーストラリアは、世界の28か国が合計153人のロシア外交使節職員を追放したのと協調し、2人の職員を追放したが、ロシアがオーストラリア人を追放したことは正当化できない」と述べている。ビル・ショーテン労働党党首は政府の措置を支持する声明を発表している。

 また、DFATは、「ロシア全域でテロの危険が高く、特にチェチニア、ダゲスタン、イングース、北オセチアなど北カフカス地域への旅行を避けるよう」呼びかけている。
■ソース
‘High degree of caution’: Australians in Russia warned of harassment

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