オーストラリアのムスリム女性運動家、米で門前払い

PEN会議で講演予定が入国審査でビザ取消処分

 オーストラリアのムスリム女性運動家、ヤスミン・アブデル=マギード氏がツイートし、「アメリカに入国しようとしたが、ビザを取り消され、パスポートと携帯電話を取り上げられ、アムステルダム行きの飛行機に乗せられた。アムステルダムに着いてから返してくれるとのこと」と述べている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アブデル=マギード氏は、4月18日にニューヨークで予定されているイベント、「The M Word: No Country for Young Muslim Women」に出席する予定でミネアポリスの空港に降り立ったところ、入国係官に止められ、この処置を受けたとしている。

 アブデル=マギード氏はスーダン生まれで、オーストラリアに移住し、オーストラリアでムスリム女性の権利の運動を進めてきたが、アンザック・デーに批判的な論評を出したところ、政治家やコメンテータ、一般国民から袋だたきの批判を受けた。2017年にはオーストラリアを離れ、イギリスに移ったが、アメリカ行きではオーストラリアのパスポートを使っていた。また、「入国拒否の理由はまったく告げられなかった」とツイートしている。

 また、「入国係官は、講演者はB1/B2ビジター・ビザで入国することはできないと言ったが、私は以前にもB1/B2ビザで入って講演したことがある」とツイートしている。

 豪政府のアラン・タッジ市民権多文化主義担当大臣がスカイ・ニュースに出演し、「その事件について詳細をまだ知らないが、オーストラリア市民がアメリカ入国ビザを取り消されるというのは前代未聞だ。しかし、アメリカ側には彼女がビザで認められていないことをしようとしているという証拠があるのかも知れない」と語っている。

 アブデル=マギード氏が講演する予定になっていたのは、PENのWorld Voices Festivalで、主催者のPENの広報担当者は、「私達の招聘したゲストがアメリカ移民省の役人に追い返されたという事件に驚いている。彼女はムスリム女性、難民の権利を求めている運動家であり、オーストラリア市民だ。以前にも同じビザで入国したが問題はなかったと聞いている。現在、当局に彼女の入国を認めるよう求めている」と発表している。
■ソース
Australian author Yassmin Abdel-Magied claims she is being deported from the US after visa cancellation

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