極右政党ワン・ネーション党再び内部崩壊の警告

ハンソン党首、党員議員と次々と仲違い

 1996年の連邦選挙でQLD州から下院に当選したポーリン・ハンソン氏は極右政見のワン・ネーション党を建てたが、その後、2016年の連邦総選挙で4人がワン・ネーション党で上院に当選し、現在に至るまで同党は党員離反や分裂を繰り返してきており、今、再び党首と党議員の対立が表面化しており、党関係者が、「このままではワン・ネーション党は内部崩壊する」と警告している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 今期、ワン・ネーション党は保守連合政権の法人税減税を支持していたが支持の見返りとして要求していた政策が曖昧なままのため、支持を翻した。しかし、NSW州選出のブライアン・バーストン同党議員が法人税減税支持の発言をしたため、ハンソン党首はバーストン議員を裏切り者と呼び、党役員罷免の指示書を発表し、バーストン議員には上院辞職を要求した。一方、バーストン議員は、「終始一貫して党には忠誠。上院議員を全うする」と反論している。

 2017年に議員失格を宣告されたマルコム・ロバーツ氏の代わりに繰上げ当選したフレーザー・アニング上院議員はその後ハンソン党首と対立し、党を追われている。そのアニング上院議員は、「長年にわたる忠誠な支持者を次々と捨て去るような政党は有権者の厳しい判断を生き延びることはできない」と語っている。

 また、リバタリアンのデビッド・レイヨンヒエルム自由民主党議員は、「ハンソン上院議員は好きだが、彼女は同志と次々と仲違いする傾向がある。心根はいい人物で政治的本能もいいが、彼女の考えはしばしばひどいものだし、人を見る眼もなっていない」と評している。

 バーストン上院議員は、「ワン・ネーション党を見捨てたと根も葉もない非難を受けている」として、逆にハンソン氏を「党独裁者で、党の同盟者や党員を無視している」と酷評し、また、「ハンソン氏は私を追い出すことができるが、その結果が党のためになることはない。ワン・ネーション党の政治的瓦解につながるだけだ」と語っている。
■ソース
Pauline Hanson warned of ‘implosion’ as One Nation rebel speaks out

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