「移民の永住権取得に必須英語試験は不公平」

NSW州の保守連合議員らが連邦保守政権批判

 マルコム・タンブル保守連合連邦政権は、移民の永住権取得に新しく英語試験を必須化する考えを提案しているが、NSW州の保守連合議員らは連邦の保守連合政権を批判し、「永住権取得申請の英語試験必須化は公平さに欠ける」とまで言っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦政府のアラン・タッジ多文化問題担当大臣は、「100万人近いオーストラリア人が英語を話せない」と発言している。

 現在、オーストラリアは年間19万人の永住移民を受け入れており、移民申請者には英語力が必須とされているが、申請者に同伴する配偶者や子供、およびそれ以外の家族構成員については英語力が要求されていない。

 タンブル首相は、「移民全員に永住権や市民権を与える前に少なくとも小学校レベルの英語力を必要とするよう会話英語の試験を必須とする制度を検討している」と発表した。

 しかし、NSW州のブラッド・ハザード保健相がツイートし、「このようなテストは将来オーストラリアに貢献するような人材を切り捨てることになる。オーストラリアに来たばかりの時には英語を話せる必要はない。人は公平でなければならないが、連邦政府のこの政策は公平ではない」と批判している。

 バリー・オファレル元自由党NSW州首相もツイートし、自由党創設者のロバート・メンジーズ元連邦首相が1946年に語った、「わが国のすべての国民が移民か、移民の子孫だ。従って、我々は、その働きと市民権によってわが国を強化するために貢献できるすべての移民を歓迎しなければならない」という言葉を引用している。

 また、自身が移民の息子であるジョン・バリラロNSW州副首相も移民の英語力に重きを置きすぎることに警告を発し、「移民の審査には英語力よりもその者がオーストラリアにどれほど貢献できるかどうかを見るべきだ」と語っている。
■ソース
Mandatory English test for permanent migrants not ‘fair dinkum’, senior NSW Coalition MPs say

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