連邦政府の1,440億ドル減税3段階法案成立

採決前日にワン・ネーション党が翻意法案支持に

 6月21日、政府与党の減税法案が37票対33票で連邦議会上院を通過した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 今後7年間で1,440億ドルの所得減税となる。

 労働党、緑の党、ティム・ストーラー無所属議員は減税法案中、中低所得者の減税には賛成していたが、この法案でもっとも利益を得る高額所得者の減税は不公平として反対しており、政府は法案の分離を認めなかったため、最終的に反対票を投じた。賛成票は与党保守連合議員、ワン・ネーション党2議員、センター・アライアンス2議員、デビッド・レヨヒエルム自由民主党議員、コリー・ベルナルディ豪保守党、ブライアン・バーストン、デリン・ヒンチ、フレーザー・アニング議員ら無所属諸派議員。

 この法案でもっとも利益を得るのは年収20万ドル以上の高額所得者で、2025年には年間$7,000以上の手取り額増となる。

 答弁で、マルコム・タンブル首相は、「法案成立はわが国の勤労国民世帯の大勝利。国民は稼げば稼ぐほど手取りも増えていく。政府は必須サービスに必要な以上の金を国民から取るべきではない」と発言したが、労働党のペニー・ウォング上院議員は、「減税の3分の2が高額所得者の減税分であり、不公平な内容」と発言したが、タンブル首相は、「公平税制」としている。

 労働党は、次期選挙で政権を取れば中低所得者減税以外の減税法案を廃止すると約束した。

 また、5年後には所得税が大幅に変更され、国民の所得中央値をはるかに下回る年収$41,000から中央値の2倍以上になる年収$200,000までが同一の税率32.5%で課税されることになり、長年の富の再配分の柱の一つだった累進課税制が覆される。
■ソース
Malcolm Turnbull hails ‘win for working families’ after Senate approves seven years of tax cuts

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