My Health Recordオプト・アウト期間始まる

個人の医療記録を医療機関などで共用

 個人の電子医療記録、My Health Recordデータのオプト・アウト期間が始まったが、オーストラリア国民や永住権者の電子医療記録を一括管理する連邦政府のAustralian Digital Health Agency(ADHA)は、「My Health Recordデータの機密に関してプライバシーなどに懸念が持たれているが、安全に保たれている」と発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ADHAは、「患者のオンライン医療データは安全であり、患者が独自にプライバシーやアクセスの権利を設定することができる」としているが、サイバー・セキュリティ専門家は、100%機密ということはあり得ないとしている。

 国が一括管理する電子データベースに自分の医療記録を保管することを望まない人は3か月以内にオプト・アウトする手続きを取ることができる。ADHAのドクター・スティーブ・ハンブルトンは、10月15日を過ぎると、このオンライン・データベースからオプト・アウトした人と残っている人のチェックがあり、オプト・アウトしなければ医療記録が一括保管されることになる。

 患者や医師は、処方、アレルギーその他の医療歴概要をこの記録に追加することもでき、またユーザーが第三者のアクセス権を設定することができ、たとえば記録を完全に停止したり、データの閲覧にピン・コードの入力を必要とするなどの条件を設けることができる。また、誰かが自分の記録にアクセスした場合に即時にSMSや電子メールを発信するように設定することもできる。

 しかし、モナシュ大学のロバート・マーケル・ソフトウエア・エンジニアリング講師は、「セーフガードがデフォルトの設定で用意されていないことは問題だ。ほとんどの人は自分のプライバシーを設定することなど思いもよらないだろう」と懸念を表明している。
■ソース
My Health Record opt-out period begins, but privacy concerns remain

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