ワガワガ選出NSW州議会議員汚職容疑で辞職に

中国人不動産開発業者の便宜斡旋で金品要求

 NSW州腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)は、ダリル・マガイアNSW州議会下院議員(ワガワガ選出、当時自由党)が、中国人不動産開発業者の便宜を斡旋するとして金品を要求した証拠をつかんでおり、同議員もICACにおいて違法行為を認めた。それに伴い、議会内外で辞職を求める声が挙がっていたが、マガイア議員は断固として辞職の意思のないことを強調していた。しかし、21日、遂にグラディス・ベレジクリアン州首相に辞意を表明し、ベレジクリアン首相もこれを了承した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 記者会見に臨んだベレジクリアン州首相は、マガイア元自由党州議会下院議員と話し、8月7日の議会再開前に辞職する意思を明らかにしたと語っている。

 また、ベレジクリアン州首相は、マガイア議員辞職に伴い、ジョン・バリラロ副首相とも話し合い、ワガワガ選挙区で補欠選挙が行われること、また国民党は候補を立てず、50年間にわたって自由党議員を出してきたワガワガ選挙区で今回も自由党候補を送り出す意図を明らかにした。

 マガイア議員の便宜斡旋問題は、ICACが前カンタベリー市議会に関して調査を進めている過程でICACがつかんだ容疑の証拠を示し、マガイア議員がこれを認め、7月13日には自由党脱退届を出している。また、2019年3月の次期選挙に出馬しないことも明らかにしていた。

 マガイア議員は、義息が病死したため、7月19日に慶弔休暇を発表している。

 2015年の州議会選挙では労働党が14.9%の得票増を果たしたが、それでもマガイア議員の得票率が62.9%、労働党得票率が37.1%で50年間安定した自由党地盤が続いている。
■ソース
Daryl Maguire to resign from NSW Parliament after corruption scandal

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