クリケット・タスマニア、政府に謝罪し、職員解雇

州の中絶禁止政策批判ツイートで中絶を暴露

 クリケット・オーストラリアのTAS州職員アンジェラ・ウィリアムソンさんは、自分のツイターでTAS州政府の妊娠中絶禁止政策を批判する内容をツイートした。その内容がソーシャル・ネットで広まったことから、クリケット・タスマニアの会長が州政府の保健相に電話し、職員が州政府の政策を批判したことを謝罪し、その後、クリケット・オーストラリアはウィリアムソンさんを解雇している。

 州首相は、解雇に関して州政府の干渉があったとするウィリアムソンさんの主張を否定しているが、州与党自由党職員が偽名のアカウントを使ってソーシャル・ネットでトロル行為をしていたことが明るみに出て辞職しているが、その職員がウィリアムソンさんを陥れる行為をしていたことも暴露されており、野党労働党が政府の態度を追及するなど政治問題化している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウィリアムソンさんは、州政府がクリケット・オーストラリアに、ウィリアムソンさんの過去の妊娠中絶手術を漏らしたとしているが、ウィル・ホジマン州首相は、「ウィリアムソンさんが解雇される少し前にファーガソン保健相とクリケット・タスマニアのニック・カミンズCEOとが電話で話しただけで、一般周知の情報以外話題になったことはない」と語っている。

 TAS州議会において、州の公立病院で妊娠中絶手術を行えるようにする動議に対して自由党政府与党が反対票を投じたことをウィリアムソンさんが、「無責任で無謀で卑怯な投票結果」とツイートした。これに対して、カミンズCEOがファーガソン保健相に電話出謝罪した。

 ホジマン州首相は、「ファーガソン大臣は、カミンズCEOに対して、謝罪を承諾した。クリケット・オーストラリアのこれ以上の措置を望まない。ウィリアムソンさんの雇用に関して政府が圧力をかけたというようなことは望まないと伝えた」と語っている。

 しかし、自由党職員のマーティーン・ヘイリーさんは、ソーシャル・メディアに偽名のアカウントを設定し、反対者に対してトロル行為をしていたことが明らかになり、今年3月に辞職している。そのヘイリーさんが、ウィリアムソンさんの中絶問題に関するツイートの画像をクリケット・タスマニアに送り、ウィリアムソンさんの懲罰を引き起こそうとしていたことが暴露されている。これに対して、ホジマン州首相は、「ヘイリーさんの行為は独断であり、許容できるものではない」と語っている。

 野党労働党のレベッカ・ホワイト党首はこの一連の問題について、「ウィリアムソンさんの中絶経験が公開されている事実はなく、何者かがプライベートな情報を広めている。このことについて独立機関による調査以外に落着することはありえない」としている。
■ソース
Cricket Tasmania boss reveals he rang Health Minister to apologise for Angela Williamson’s critical tweets

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