21日早朝保守連合連邦内閣超保守の挑戦失敗

ダットン内務相辞任、バックベンチで再攻撃準備か

 8月21日早朝、昨日まで「マルコム・タンブル首相を全面的に支持している」と表明していたピーター・ダットン内務相が党議員会議タンブル首相に挑戦状を叩きつけた結果、48対35でダットン内務相のクーデターは失敗、タンブル氏は首相の座を守った。一方、ダットン議員は内務相を辞任し、トニー・アボット議員ともどもバックベンチに降りたが、近々再挑戦を図るものと見られている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ダットン議員の挑戦は、タンブル首相が、「自由党党首の座がほしい者は誰でも名乗りをあげるように」と発言したことを受けて行われた。ジュリー・ビショップ副党首に関しては候補がビショップ議員一人で変更がなかった。

 ダットン内務相が自ら辞任したのか、タンブル首相が罷免したのかについてはまだ明らかにされていないが、自由党内では今後、さらに閣僚を辞任する者が現れ、大規模な再組閣が行われるものと見られている。

 48対35という党内支持率はかなりの僅差であり、ダットン氏が党内超保守グループの上にさらにタンブル自由党支持率低下に危機感を感じる中間派議員を引き込めば次回の挑戦で反転する可能性があると言われている。そのため、党議員会議でのタンブル首相の発言はむしろ首相支持の弱さを露呈し、また自由党内の超保守派と穏健派の亀裂の深さを全国民に見せつける結果になった。

 しかし、有権者の間のタンブル自由党支持率が下がっていても、超保守のダットン氏が自由党を率いることになれば、労働党がケビン・ラッドージュリア・ギラードーケビン・ラッドと首班政変を繰り返し、交代した保守連合もトニー・アボットータンブルと政変が続いたことで、2019年の総選挙を控えて、ここで再びダットンの下克上があれば有権者が政党不信感を強めるだけだとの見方もある。
■ソース
Malcolm Turnbull hangs on with 48-35 leadership ballot win over Peter Dutton, reshuffle on the cards

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