政変後の保守連合新政権支持率急落

政策そっちのけの組織内紛に失望か

 先週のピーター・ダットン内相の謀反、マルコム・タンブル首相追放、スコット・モリソン新首相就任までの政権党自由党内部の血なまぐさい計略と陰謀に有権者が一斉に「ノー」の声を上げたのか、政変後初の世論調査で保守連合支持率が下がり、労働党の支持率が上がった。また、常にマルコム・タンブル首相より低かったビル・ショーテン労働党党首の支持率が今回はモリソン首相支持率を上回る結果になった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリアン紙が掲載したニューズポル世論調査では、労働党対保守連合の二党択一の質問で2週間前の51%対49%が政変後には56%対44%と差が大きく開いた。また、2週間前の党首支持率の「首相適任者」でタンブル氏に12%ポイント引き離されていたショーテン労働党党首が39%対33%でモリソン新首相を引き離した。

 また、労働党と保守連合の一時得票率では2週間前には35%対37%だったが、政変後には41%対33%となっている。

 通常、組織分裂を引き起こして党首選で敗退した者はバックベンチに降りることが慣行になっているが、今回はダットン議員が内務相の座を維持しており、自由党内の超保守勢力の強さを物語ると同時にモリソン政権の超保守を抑えることができない弱さを明らかにしている。また、一般有権者にはダットン、モリソン両氏よりも支持率の高いジュリー・ビショップ前外相が党首選で最低得票で脱落したばかりか、バックベンチに降りて任期満了まで務めると発表したことで自由党は2019年の選挙に勝つことよりも主導権争いを優先したとの評もある。
■ソース
Furious voters deliver their verdict as Scott Morrison’s Government plunges in the polls

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る