QLD州政府、カッターの党の職員5人分削減通告

党連邦上院議員の「最終解決」発言撤回拒否

 「カッターのオーストラリア党(KAP)」は、同党連邦上院議員の発言を不適切と指摘されたが撤回を拒否したため、QLD州政府が配備した同党の職員5人を削減される。アナスタシア・パラシェイQLD州首相の指揮による措置。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 元ワン・ネーション党所属で、その後、KAPに移籍したフレーザー・アニング連邦上院議員が議院での初演説で、移民制度の抜本的改革を唱え、移民の大部分をヨーロッパのキリスト教系に限ること、ムスリムはすべてオーストラリアへの移民を禁止することを求めた。

 その演説の中で、アニング上院議員は、かつてアドルフ・ヒトラーを指導者とするナチ党がヨーロッパからユダヤ人を完全に抹殺する計画に与えたのと同じ「最終解決」という言葉を使っている。

 アニング上院議員は、「第三世界の非英語圏出身の移民を入れるべきかどうか、ムスリム移民を歓迎するかどうかを国民投票にかけるべきだ」と発言した。

 さらに、「今日、すべてのテロリストはムスリムだ。また、一部の移民は越境の寄生虫だ」と発言している。また、アニング議員の発言について質問されたボブ・カッター連邦下院議員は、「素晴らしい発言だ。100%支持する」と発言していた。

 パラシェイQLD州首相は、KAPに対してアニング上院議員の発言を非難することを求めており、そうしなければ、パラシェイ労働党少数派内閣時期に州議会KAPに配属した議会職員3人と選挙事務所職員2人を引き揚げると通告した。

 KAPは、州議会にもボブ・カッター議員の息子ら3人の議員がおり、パラシェイ州首相は、「極右民族差別主義を容認できるものではない。オーストラリア国民は平等と基本的人権を信じるものであり、その存在を支持するだけでなく、それを破壊しようとする者に対して立ち上がる。議会における言論の自由を支持するが、自由な言論は自分の発言に責任を負わなくていいということではない」と語っている。

 ロビー・カッター議員は、「批判者は、アニング発言の前後の脈絡を切り離して問題にしようとしているだけだ。だから、謝罪するつもりはない」と反論している。

 また、QLD州自由国民党(LNP)は、「パナシェイ労働党政権が少数派だった時にKAPを味方につける交換条件で職員5人をKAPに与えた。今になってKAPが要らなくなっただけだ。選挙のプレファレンスでKAPを最下位にしない限り信用できない」と批判している。
■ソース
Katter party stripped of five staff by Qld Premier for refusing to denounce ‘final solution’ speech

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