「党首選時の脅迫議員公表する」とギシューイ議員

「これは悪しき政治風土だ。変化が必要」と

 2016年の総選挙で当選したファミリー・ファースト党のボブ・デイ党首が連邦裁判所で議員資格無効の判決を受けたため、次席で繰り上げ当選したルーシー・ギシューイ連邦上院議員はケニア出身の保守派議員で知られており、その後、ファミリー・ファースト党がオーストラリア保守党と合同した際には、保守党に加入することを拒否して無所属で務めていたが、その後、保守連合の自由党に加入した。

 ギシューイ議員は、先々週の自由党党首交代劇の際に、自分を含めた議員を脅して回り、ピーター・ダットン議員を支持させようとした黒幕議員らの名前を議院で公表してもいいと発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ギシューイ議員は、アフリカのテレビに出演した際に、「20万ドルの議員歳費なんて大した金じゃない」と発言し、世間のひんしゅくを買う騒ぎも起こしているが、今度は名誉毀損などで民事で訴えることを避けるため、議員特権を利用して公表すると語っている。

 ダットン内務相がマルコム・タンブル首相に挑戦し、2度目の挑戦で現首相のスコット・モリソン蔵相(当時)に油揚をさらわれるように首相の座を奪われるというどんでん返しまでの政変では、ダットン支持派議員が同僚自由党議員にかなりの威嚇をして回ったことが明るみに出ており、ジュリア・バンクス下院議員がそのことを理由にすでに今期限りで政界引退を宣言している。

 ギシューイ議員は、「2018年6月の公認選にSA州選出議員から、タンブル政権継続を望むかと質問された。その頃からタンブル首相追い出し計画があったことになる。その後、自分は勝ち目のないSA州自由党予備選に移された。そこで当時の脅迫や威嚇を明らかにする気になった。党議員内の脅迫威嚇は首相問題の時だけではない。これは政治風土だ」と語っている。

 ケリー・オドワイヤー大臣も、「首相交代の政変では議員らが脅迫威嚇嫌がらせを受けたことは明らかだ。どんな職場でもこのようなことが許容されることはない。連邦議会といえどもそれは変わらない」と語っている。
■ソース
Lucy Gichuhi threatens to name Liberal insiders who she says bullied colleagues during leadership spill

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