「ジョイス党首のセクハラ問題十分な証拠得られず」

党内調査の結論に被害者は失望を表明

 WA州の女性が、国民党幹部会にバーナビー・ジョイス党首(当時)にセクシャル・ハラスメントを受けたと訴えていた事件で、9月7日、国民党は、「ジョイス氏のセクシャル・ハラスメント問題には十分な証拠が得られなかった」との報告を行った。

 これに対して、訴えていた女性、キャサリン・マリオットさんは、「8か月かけてこのような結論しか出ないということに失望した」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2018年初め、マリオットさんはセクシャル・ハラスメントを訴えており、保守的な農村部人口を地盤とする国民党はマリオットさんの氏名などを秘密にすることを約束していたが、何者かがメディアに漏らしている。また、報告書そのものの内容は公表されることはなく、マリオットさん個人に伝えられた。

 7日の報告書に対してマリオットさんは声明を発表し、「今回の結論には失望したが、国民党は議員にセクシャル・ハラスメントに対処する外部手続きを設立したことがなく、このような結論になっても驚かない」と述べている。

 ジョイス氏自身、「自分は潔白だが、このハラスメントの訴えのような問題がある限り、議会で大臣として答弁に立つことはできない」として、党首と連邦副首相辞任の原因になったと語っている。

 一方、マリオットさんは、「調査報告でも、私の人柄を率直で、オープンで、信用できる、セクシャル・ハラスメントを受けたとして憤慨していることも事実だとしているのに。8か月待ち、党幹部と話し合うために3度も自費でWA州から大陸東部に飛んだ。また、訴えた時、私の名前は秘密にされていたはずなのに全国メディアに漏洩され、私の私生活がひっくり返されたのに、国民党は、結論を出せずと判断した」と述べている。

 また、「このつらい事件で唯一救われるのは、国民党組織がこのような訴えを正しく取り扱う方策を開発したことだ。今回の問題では私個人はかなりの負担を強いられたが、セクシャル・ハラスメント行為に対して泣き寝入りするつもりはない。自分が正しいと信ずるところに従って立ち上がり、将来の政界においても変化をもたらそう考えている人達にも道を開けたことを誇りに思う」と述べている。

 また、ミア・デイビーズ国民党WA州党首は、「8か月もかけたあげくに何の結論も出さなかったという事実は、今後、苦情を出したくても出せない雰囲気を作り出すことになるだろう」と、今回の判断を批判している。
■ソース
Nationals unable to make a finding in Barnaby Joyce sexual harassment case launched by Catherine Marriott

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る