イジメ問題善処要求に「愚かなゲーム」と新首相

女性諸派議員が「予算承認見合わせる」発言

 党首交代劇の際にピーター・ダットン議員を擁立してタンブル前首相を追い出した自由党超保守議員らが女性自由党議員にイジメや嫌がらせ、威嚇脅迫を繰り返したため、数人の女性自由党議員が政界引退を表明する事態になっている。しかし、この問題は、スコット・モリソン新首相が「党内で解決する」と言ったことをきっかけに政治の表舞台から隠された。

 これを不満とするレベッカ・シャーキー中道連合下院議員は、「自由党女性議員が証言した問題を直ちに解決する姿勢がない限り、ウェントワース補欠選挙後に保守連合との予算承認協定を考え直すと語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 シャーキー議員は、政府不信任動議が出された時には政府を支持するという協定を結んでいたが、政権与党内の威嚇脅迫や不正行為を理由に政界を引退する女性議員が続出する事態になっては協定を守ることは難しいと発言している。

 モリソン新首相が与党議員に向けて、「自分たちがなぜ政治に関わるようになったか考えろ。国民に奉仕するためであり、愚かなゲームを続けるためではないだろう」と発言したことを受け、シャーキー発言となった。

 シャーキー議員はさらに、「昨夜、アン・サドマリス議員が議員特権を利用して自由党内部で特定政治家を非難し、女性議員が標的にされていることを訴えた。アンはこれはモリソン首相の問題ではない。自由党全体の問題だと語っているのを聞いてますます自由党を支持することが難しくなった」と語っている。

 シャーキー中道連合議員が政府与党を支持する投票をしない場合、下院での政府与党の力がますます弱まることになり、マルコム・タンブル首相時の政府与党の支持率低下が首相交代劇の原因だったが、政府与党は交代前よりもさらに弱体化する結果になっている。

 キャシー・マクガワン無所属議員は政府不信任動議に対してはタンブル政権時の協定を守り、政府を支持することを明らかにしている。
■ソース
Scott Morrison slams ‘stupid games’ as crossbench MP threatens to revoke supply

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