ジャスティン・ミルンABC会長辞職発表

ガスリー理事長解任問題拡大で四面楚歌に

 ABC放送運営委員会がミシェル・ガスリー理事長を解任した事件は、解任理由を明らかにしないことから国内で不審の声が挙がった。しかも、その翌日には運営委員会のジャスティン・ミルン会長がガスリー理事長宛に、政府に批判的で、マルコム・タンブル連邦首相やミッチ・ファイフィールド通信相から苦情が持ち込まれていた2人のABC放送ジャーナリストをクビにするよう要求する電子メールが暴露された。ミルン会長の電子メールは、連邦政権からのクレームでプレッシャーがかかっていることを示しているが、ABC放送関連の法制は会長が人事や報道内容に干渉することを禁じており、運営委員会の任務はABC放送の独立性中立性を守ることとされており、ミルン会長が人事に介入したことで四面楚歌の状態になっており、9月26日にはミルン会長は「辞めない」と言明したことが報道されていたが、遂に27日には「辞職する」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 26日まで、ミルン会長は、「政府からどうしろという指示は受けていない」と発言していたが、「予算を決める人々をいらだたせて回ることはできない」とも発言しており、政府からの指示がなかったとしてもミルン氏が政権に忖度していたことが示されている。

 ミルン氏は、今年5月に、ABC放送ジャーナリストのエマ・アルベリチ氏と政治編集長のアンドリュー・プロビン氏をクビにするよう要求していた。しかし、ガスリー理事長とミルン会長がABC放送を去り、アルベリチ氏とプロビン氏は残るという皮肉な結果になった。
■ソース
Justin Milne resigns as ABC chairman amid growing fallout over Michelle Guthrie’s sacking

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