ウェントワース選挙区補欠選挙にフェーク電子メール

「ケリン・フェルプス無所属候補が立候補撤回」と

 ウェントワース選挙区の補欠選挙はこの土曜日に投票が行われるが、何十年も自由党王国を誇った同選挙区でこれまでずば抜けた人気を得ていたマルコム・タンブル前首相を連邦自由党が切り捨てたことから、有権者の間には自由党に対する反感が広がっており、デーブ・シャーマ自由党候補の当選も危うい形勢になっている。

 そのような情勢の下でこれまでも支持率の高いケリン・フェルプス無所属候補に対していくつか選挙妨害工作が報道されてきたが、10月17日には、「フェルプス候補はHIVのため、立候補を撤回した」との電子メールが各所に配布されたと報道されている。

 ABC放送が入手した電子メールは、10月14日付で偽のアドレスから何百という有権者や団体に送信されており、「フェルプス候補が立候補を撤回したのでデーブ・シャーマン自由党候補に投票するよう」呼びかけている。フェルプス候補は、「この選挙ではいくつも汚いやり方が現れたがこれもその一つ」と語っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。ただし、ABC放送は、「デーブ・シャーマ候補や選挙関係者がこのような行為をしたとするものではない」と断っている。

 フェルプス候補は、「私が補欠選挙に立候補すると決めた時、汚い妨害工作があるだろうと忠告を受けていたがこれはひときわ汚いやり方だ」と語っている。

 電子メールは、「電話でもメッセンジャーでもソーシャル・メディアでも使ってみんなに呼びかけるように。投票カードは印刷済みなのでフェルプス候補の名前も印刷されているが、もう候補を取り消している。フェルプス候補に投票しないように。シャーマを選ぶように。ケリンは昨日HIVと診断されたため、選挙を続けることはしない。地元の白人を選ぶと、その候補はいつかあなたの子供をかどわかすことになる」と書かれている。

 シャーマ候補はコメントを拒んでおり、自由党広報担当者は、「党はこのような行為を非難する。政治広告については定められた手順で正しく行わなければならない」と語っている。
■ソース
Fake email claiming Kerryn Phelps has HIV part of ‘dirty tricks’ in Wentworth by-election campaign

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