「My Health Record」オプト・アウト手続き延長

「ウエブサイトに不調があり」とハント保健相

 新しく発足するメディケア・カード保持者全員の医療歴をすべて一箇所で保管し、診察する医師が患者の同意を得て、患者の医療歴を知り、診察や治療の参考にする制度、「My Health Record」は、原則全員登録任意脱退のオプト・アウト方式を採っている。ただし、脱退しても情報が削除されるわけではなく、検索でアクセスできなくなるだけ。

 その任意脱退手続きの期限が迫っていたが、ウエブサイトのトラブルで手続きに困難があったため、連邦政府のグレッグ・ハント保健相は、オプト・アウト手続き期限延長を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この制度の法案を審議している連邦議会上院で合意が成立し、期限は10週間延ばされ、2019年1月31日まで手続きができるようになったが、ハント大臣は、「期限が過ぎても、誰でもいつでもオプト・アウト手続きができる」と語っている。

 これまで期限は11月9日午前3時(大陸東部時間帯)とされていた。

 しかし、11月7日朝には一部でサイトにアクセスできなくなる事故があり、午後零時30分頃にはアクセスできるようになったが、それ以後一日中不調が続いたとされている。また、電話によるオプト・アウトでも不調があったと伝えられている。

 これについて、Australian Digital Health Agencyの広報担当者は、「一時的にオプト・アウトのアクセスが殺到したために不調が起きたが今は回復している」と発表している。

 政府はこれまでオプト・アウト期限延長を拒否していたが、ウエブサイト、電話の不調でついに圧力に屈した書こうになった。

 野党労働党の保健スポークスウーマン、キャサリン・キング議員は、「データ・セキュリティとプライバシーにまだ懸念が残っている。オプト・アウト期限を1年延期すべきだ」としている。

 2018年10月末日までに110万人を超える国民がオプト・アウトしている。
■ソース
My Health Record: Greg Hunt bows to pressure and extends opt-out deadline as website hits issues

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