「この問題で頭を砂に隠していてはいけない」

ピル・テスト問題でNZ警察相が豪を厳しく批判

 ニュージーランド政府のスチュアート・ナッシュ警察相が、ミュージック・フェスティバルでのピル・テスティングの是非についてオーストラリアの州・準州政府警察相を、「現実から眼を塞ぎ、頭を砂に隠している」と厳しく批判する異例のできごとがあった。

 ABCトリプルJ放送(電子版)が伝えた。

 ナッシュNZ警察相は違法薬物使用を肯定しないがミュージック・フェスティバルなどでのピル・テスティングは支持しており、「現在のようなドラッグを厳しく取り締まるという姿勢はまったく効果がない。フェスティバルでは若者がドラッグを飲むというのが現実であり、私たちが砂に頭を隠し、若者がドラッグなどやっていないふりをした結果、5人が亡くなった。私にはこのようなことはまったく受け入れるわけにはいかないことだ」と語っている。

 さらに、「ピル・テスティングを支持しているからと言って、ドラッグの使用を肯定することにはならない。これはあくまでも若者や市民の安全を守ると言うことだ。闇で造られるドラッグの成分はまったく保証がなく、危険な毒物が含まれている可能性もある。そのドラッグの成分を分析し、薬物中毒を減らそうと言う試みだ」と語っている。

 オーストラリアではACTが昨年4月に「Groovin the Moo」で初めてピル・テスティングを試みた以外はどこの州も準州も支持していない。また、連邦の与野党も支持していない。

 ナッシュNZ警察大臣は今年1月3日の発言でピル・テスティングを支持しており、「過去20年間、ドラッグとの戦いはまったく効果を上げていない。今こそ、人間に対する共感と回復を目指す手段を取るべきではないか」と語っている。

 また、「ジャシンダ・アーダーン首相も支持しており、緑の党は完全に支持している。また、保守派野党の国民党も支持すると提案している」と語っている。
■ソース
‘Don’t bury your head in the sand’: NZ police minister has spray at Australians over pill testing

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