連邦議事堂のコンピュータ・システムにサイバー攻撃

セキュリティ当局が捜査を開始、中国政府の名も

 2月8日付ABC放送(電子版)は、連邦議事堂運営事務局によると、連邦議事堂コンピュータ・システムへの侵入に対して迅速に対応したが、今回のハッカーはかなり高度な技術を持っており、外国政府に近い筋からの攻撃も考えられており、セキュリティ当局は中国の攻撃の可能性も検討している。

 また、侵入後にデータが盗まれたかどうかの確認は今後の捜査の結果次第で、捜査と並行して慎重策としてコンピュータ・パスワードのリセットが進められている。

 また、議院運営事務局の声明によると、「連邦議事堂の議事進行に影響を与えるものとか、選挙や政策の編成作業に影響を与えようとするものという証拠は見つかっていない」としている。

 さらに、「サイバー事案では正確な犯人を割り出すには時間がかかるが、関係セキュリティ機関と協力して捜査を進めている」と発表している。

 通信関係専門の情報機関、豪通信局(ASD)は、ネットワークのセキュリティの作業を進めており、「ネットワーク侵入が検知された時に直ちに行動した。被害を最小限に食い止めるために必要な措置はすべて取っている」と声明を発表している。

 しかし、サイバー・セキュリティ専門家の、ナイジェル・フェア・キャンベラ大学准教授は、「連邦議事堂のコンピュータ・ネットワークに侵入したというのは、もし私が国家機密を捜してハックしたとすればこれに過ぎるものはない」と警告している。

 スコット・モリソン連邦首相は、「このサイバー攻撃では連邦政府省庁その他の機関がターゲットになっていない」と語っているが、侵入の詳細については回答を拒否している。
■ソース
China link possible in cyber attack on Australian Parliament computer system, ABC understands

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