モリソン連邦首相、ロウンディ議員政界引退隠す

元警察副長官の後継候補も自由党出馬を否定

 シドニー都市圏インナー・ウェストのバーウッドからパラマッタ川沿いの地区をカバーするリード選挙区は2013年までは労働党の地盤で、トム・ユレーン、ローリー・ファーガソン両氏ら重鎮を出していた。しかし、人口構成が変わり、2013年からは現在のクレイグ・ロウンディ自由党議員が当選を続けてきた。しかし、ロウンディ議員が今期で政界引退を決めており、後継候補と目されていた元NSW州警察副長官のニック・カルダス氏も政界出馬を否定したことで、スコット・モリソン自由党は再び人選を進めなければならなくなった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた

 ロウンディ議員は2018年の連邦自由党政変では最後までマルコム・タンブル前連邦首相を支持しており、モリソン連邦首相にはかなり前に政界引退を伝えていたがモリソン首相が隠していたことが先の報道で伝えられている。

 カルダス氏はNSW州警察副長官時代に警察監察部の極秘捜査を受けたが潔白が証明された。しかし、極秘捜査がメディアで報道され、潔白が証明されると間もなく警察を離れていた。

 カルダス氏はシドニー・モーニング・ヘラルド、エージ両紙に、「モリソン氏からロウンディ議員の後継者として連邦選挙に出馬するよう誘いがあったが、現在のところ政界に入る気持ちがないことを伝えた」と語った。

 先々週、モリソン首相はカルダス氏と直接顔を合わせ、政界入りを誘ったと伝えられている。

 一方、ロウンディ議員は近々政界引退を発表すると見込まれている。

 また、5月の選挙ではQLD州の接戦ディクソン選挙区選出のピーター・ダットン内務相が落選する公算が強まっており、治安問題に関するカルダス氏の評価がモリソン氏の動機とされている。さらには、自由党が独自にリード選挙区でのカルダス氏の知名度と支持率を調べる世論調査を委託して行わせている。
■ソース
Nick Kaldas rules out running for Craig Laundy’s seat in fresh blow to Scott Morrison

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