NSW州選挙、ベレジクリアン保守連合48議席確保

自由国民得票減ながらも労働党党首の敵失で勝利

 NSW州議会選挙の全議席が確定した。93議席の下院で保守連合の自由党、国民党、労働党、緑の党が軒並み得票率を下げ、議席増の射撃遊漁農民党(SFF)や落選諸派が票を奪う形になった。

 自由党国民党の保守連合は双方で48議席を獲得、単独多数派内閣を組織できるようになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ただし、保守連合は前会期から4議席を失っており、労働党が2議席、SFFが2議席を奪った。

 最後まで残っていた選挙区の一つ、ダボはトロイ・グラント前国民党党首が政界を引退したため、デュガルド・サンダース氏が国民党から立候補していたが、無所属のマシュー・ディカーソン候補との対決になり、得票率を20%近くも失いながらも辛勝している。

 労働党が保守連合から奪った選挙区は北部海岸地域のリズモアが前回0.2%差で国民党当選、クージーは2.9%差で自由党が当選していた選挙区。

 州最西端のドイツに匹敵する面積に7万人程度が住むバーワン選挙区とマレイ選挙区はSFFの手に落ちており、国民党の安定地盤だった農村部で国民党に対する不満が高まっていることを示している。

 ABC放送選挙アナリストのアントニー・グリーン氏は、「国民党は農村部で3.7%の得票減になっており、NSW州でこれだけの得票を失うというのは大きな困難だ」と分析している。一方、SFFは農村部で11.2%の得票増になっている。また、自由党も全体で2.6%の得票減になっている。そのため、「州選挙のバーワンとマレイは、連邦選挙区のパークスとファラーに一致しており、5月の連邦選挙でもこのような得票増減のパターンが繰り返されるのではないか。SFFが適切な候補者を立てれば国民党に打撃を与えることになる」と予想している。

 ただし、「連邦選挙では完全なプレファレンス投票制が組み込まれており、SFFは州選挙ほどには強くないだろう。また、労働党も連邦選挙では政権奪取のため農村部にさらに力を入れることが予想される」と分析している。
■ソース
NSW election result confirmed, Gladys Berejiklian’s Coalition wins 47th seat

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