アルバネージ労働党党首、セツカ書記長の党除名に

反DV発言とセクシャル・ハラスメント問題で

 大手労働組合建設林業鉱業エネルギー労働組合(CFMEU)のジョン・セツカVIC州支部書記長は2019年初めにセクシャル・ハラスメント容疑が持ち上がっていた。さらに、ドメスティック・バイオレンス根絶キャンペーンを率いるロジー・バティ氏に関して、「男性の権利が狭められる」と発言していたことが明るみに出ると、セツカ書記長批判の声が大きく広がった。

 ビル・ショーテン氏の後を継いだアンソニー・アルバネージ連邦労働党党首は、6月10日にはセツカ氏を批判する発言をしていたが、11日になって、セツカ書記長を労働党から除名する考えを明らかにした。すでにアルバネージ党首はセツカ氏の党員籍を直ちに停止するよう党執行部に要求している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 エージ紙は、セツカ発言が労組の会合の場で行われたと報じており、豪労働組合評議会(ACTU)のサリー・マクマナス書記長も、「セツカ発言が事実なら、VIC州支部書記長を辞任すべきだ」と発言している。

 アルバネージ党首は、「党全国執行部に宛て、7月に開かれる会議でセツカ氏を除名するよう求める書簡を送った。発言内容のような考えを持つジョン・セツカ氏は労働党にふさわしくない」と語っている。

 ABC放送がセツカ氏にコメントを求めたが、セツカ氏は応じず、スーパーファンドの発行するオンライン・ニュース・メディア、New Dailyに、「報道はまったくの嘘だ。私は労組員に選ばれて書記長になったのであり、私は労組員に仕えている。労組員がやめろというなら私は明日にでもやめる。しかし、中傷や嘘のために辞めるつもりはない。これは労働党の汚い政治主義だ」と書いている。

 バティ氏は、伝えられているセツカ発言について、「ばかばかしい。労組で書記長の地位を問題にするべきだ」と語っている。

 ダニエル・アンドリューズVIC州首相もアルバネージ党首の発言を支持し、セツカ氏が委員になっている「建築産業協議委員会」でセツカ氏を罷免する手続きに入った。
■ソース
Anthony Albanese moves to expel CFMEU secretary John Setka from Labor Party over Rosie Batty controversy

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る