ダットン内相、連邦警察に「報道の自由の尊重を」

「メディア家宅捜索は最後の手段」

 ピーター・ダットン内相が連邦警察(AFP)に対して、「ジャーナリストを捜査する前に報道の自由の重要性を考慮するよう」命令した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ダットン内相の命令内容は、ジャーナリストを捜査する前に、広く社会の公共の利益を考慮すること、また、ジャーナリストを追及する前に他の捜査手段をすべて当たってみることなどを柱としており、6月にAFPがニューズ・コープ社の女性ジャーナリストの自宅を7時間にわたって家宅捜索し、USBメモリーを探して抽出の下着まで取り出して調べたと報道されている。翌日にはシドニー市内ウルティモ地区のABC本部を家宅捜索したことを受けて行われた。

 ダットン大臣は、「AFPの主要機能は、刑法の規定の執行であるが、過去現在の連邦公務員が無許可で作成または入手した情報に関してジャーナリストやメディア機関を捜索する場合、我が国の民主社会における自由でオープンな報道の重要性を考慮し、さらに、広く公共社会の利益を考慮するよう」求めている。

 さらに、「AFP職員は、まずジャーナリストやメディア機関に自主的な協力を求めるよう期待する」と述べている。

 最近に発表された資料によると、ABC本部家宅捜索につながった捜査ではAFP以外にも政府の一機関が捜査に関わっていたことが明らかにされている。

 クリスティナ・ケネリー影の内相は、「ダットン氏は、『ジャーナリストを巻き込む捜査に関する大臣命令』を発表するのに金曜日の午後4時まで待ったのか。諜報・警備議会合同委員会の公聴会が間もなく開かれようという時に。これは卑劣な行為だ」と批判している。
■ソース
Peter Dutton orders AFP to consider importance of press freedom before investigating reporters

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