連邦与党議員、大学内での中国の影響力に警鐘

国内各地で中国民主化派と政権支持派が対立

 国内各地の大学などで中国系学生を中心とする香港民主化運動支持の抗議集会に対して、中国共産党政権支持派が押しかけるなどを行い、一方、キャンベラの中国大使が、「外国人は香港問題に介入するな」と発言するなどしており、オーストラリア国内での中国人同士の対立が顕著になっている。

 一部の連邦与党議員が、そのような対立の背景に国内の大学内で中国政権の影響力が強まっていることがあり、大学はその影響を排除するために十分なことをしていないと警鐘を鳴らしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ティム・ウィルソン自由党連邦議員は、連邦議会諜報委員会の委員でもあり、「オーストラリアの大学に対する外国勢力の干渉のために自由な考え方が封じられる可能性が大いにある」と語っている。

 国内大学での中国共産党政権支持派の動きに対して、中国領事が「愛国者」として称賛したり、メルボルンで中国政権支持派が香港民主化運動支持派を罵倒したことを祝福するなど、中国政権がオーストラリア国内の動きに介入する動きを見せている。

 ウィルソン議員は、「大学は自由な言論の砦であるべきだが、孔子研究所のような外国勢力の影響に対して危惧する議員がいる。世界中で外国の大使館、領事館の影響力が国内の活動に影響力を持つことがあるが、オーストラリアでそういうことがないようにしなければならない」と語った。

 連邦政府のダン・ティーハン教育相は、「国内での外国勢力の干渉については非常に深刻に捉えている」と発言した。

 労働党のペニー・ウォン影の外相は、「この問題は、与党の平議員ではなく、政府が慎重な態度で対応しなければならない。オーストラリアで私たちは言論の自由を支持しているが、同時に平和的な抗議行動の権利も支持している。平和である限り、誰でもその権利を行使することができるし、どんな脅迫からも自由である」と語っている。

 また、「現在、我が国と中国との関係が今までになく複雑になっており、同時にどんな動きも大きな結果を引き起こす時代になっている。これまでになく道理を尽くし、大人の議論をすべきだ」と語っている。
■ソース
Government MPs alarmed over Chinese influence at Australian universities after pro-Beijing rallies

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