オーストラリア、フリゲート艦と哨戒機を中東に派遣

米英の同盟国としてホルムズ海峡でイランと対峙

 8月21日、オーストラリア連邦政府はアメリカとイギリスを支援し、フリゲート艦と哨戒機を中東に派遣し、ペルシャ湾のホルムズ海峡でイランと対峙、同海域のタンカーの安全航行を守備する計画を明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでに日本行きのタンカー2隻に爆発物が仕掛けられ、次にはイランとアメリカの間で相互にドローン撃墜、さらにイギリスがジブラルタル沖でイラン船舶を拿捕、対抗措置としてイランがイギリス船舶を拿捕するなど徐々にエスカレートしてきていることを受けてアメリカとイギリスが海軍派遣を発表、オーストラリアもスコット・モリソン保守連合政府が参加を検討してきた。

 モリソン首相は、「同海域の船舶航行が妨害されており、オーストラリアの国益に対する脅威になっている。オーストラリアに運ばれる原油の15%から16%、精油の場合、25%から30%がホルムズ海峡を通って運ばれてくる。ホルムズ海峡の自由航行が脅かされればオーストラリアの経済が脅かされることになる」と語っている。

 アメリカとイランは、イランが核開発を停止する代償として同国に対する経済制裁を緩和する協定を結んでいたが、ドナルド・トランプ米大統領がこの協定を破棄して以来、緊張が高まり、イランはウラン濃縮を再開した。これが西側諸国にとっては核爆弾開発への隠れ蓑との疑惑をもたらしてきた。

 ただし、ヨーロッパ大陸の米英同盟国は、中東の戦乱がさらに拡大することをおそれており、米英の対イラン作戦への参加をためらっている。

 モリソン首相は、議会において、リンダ・レイノルズ国防相、アンガス・キャンベル参謀総長と並び、オーストラリアが米英の行動に参加することを発表した。両大臣は、オーストラリアの役割が同海域の自由航行確保だけに限定されているとして、「オーストラリアの国益は緊張緩和にある。ペルシャ湾で高まっている緊張を緩和するための出動だ」としている。

 野党労働党のリチャード・マールズ国防スポークスマンは政府の決定を支持する発言をした。
■ソース
Australia to send warship and Defence Force personnel to Middle East to support US

https://www.abc.net.au/news/2019-08-21/scott-morrison-australia-to-join-us-uk-strait-of-hormuz/11434140

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