QLD州政府、国内諜報機関職員氏名漏らす

パラシェイ州首相謝罪後も削除されず

 8月22日、アナスタシア・パラシェイQLD州労働党政府が誤って国内諜報機関ASIOの職員の氏名をオンラインで公開してしまったことが報道された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日中にパラシェイ州首相が謝罪し、「既に情報を削除した」と発表したことが伝えられたが、翌23日には1人の氏名が依然としてオンラインでアクセスできる状態だったと報道されている。

 州政府は、パラシェイ州首相の日誌を定期的にオンラインに掲載しており、その際に誤ってASIO職員の氏名と肩書きを公表してしまった。ガーディアン紙(電子版)がこの州政府の失態を報道したのを受けてパラシェイ州首相は謝罪とともに、「事務作業上の手違い」と発表、州首相執務室の広報担当官が、「情報を削除した。謝罪するとともにこのようなミスが二度と起きないよう手続きを取った」と発表している。

 しかし、ABC放送が確認したところ、23日昼頃にも依然として同文書がオンラインでアクセス可能な状態だった。

 1979年制定豪国家保安情報機関法は政府情報機関職員の情報の漏洩を禁じており、違反した場合、懲役最高10年が科せられる。

 情報には、5月7日にダンカン・ルイスASIO局長がQLD州首相、警察相、イアン・スチュワートQLD州警察長官(当時)と会見した際に局長に同行したASIO職員の氏名が記載されていた。ただし、ABC放送は職員の氏名を公表しないこと、問題の情報にアクセスする方法なども公表しないとしているが、すでに悪名高い電子掲示板のユーザーが突き止めており、職員の氏名と肩書きを投稿している。

 問題の電子掲示板はこれまでもトロル、人種差別主義者、陰謀論者などの温床になっており、最近にはニュージーランド南島のクライストチャーチでムスリム51人を殺害し、49人を負傷させた白人優越主義のオーストラリア人、ブレントン・タラント容疑者の6ページにわたる手記を非合法に入手、オンラインで掲載している。

 州議会野党自由国民党(LNP)のデブ・フレクリントン党首は、「情報機関職員の氏名を公表したのはまったく恥ずべき事態。パラシェイ州政府の失態に調査委員会を設立すべきだ」と語った。
■ソース
ASIO agent’s name remains public despite Queensland Government saying it was removed

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