ランビー連邦議会無所属上院議員が決定権握る

福祉金受給者のドラッグ検査を連邦議員にも適用と

 連邦保守連合政府は、過去に葬られた「福祉金受給者のドラッグ検査」法案を再度上程する考えだが、TAS州選出のジャッキ・ランビー無所属上院議員は独自の考えを持っており、その考えが容れられない限り同法案を支持しないと言明している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 同議員がSMHとエージ紙に語ったところによると、「ニュースタート、ユース・アラウワンスなどの受給者に条件を課するなら、同じ条件を連邦議員、連邦公務員、連邦議会ジャーナリストにも適用すべきであり、連邦議員が同じドラッグ検査を受けることに賛成するなら失業者のドラッグ検査にも賛成する」としている。

 福祉金受給者のドラッグ検査は、マルコム・タンブル前政権期に提出されたが、上院で2度否決されている。しかし、9月9日から2週間の連邦議会の期間中に再度上程する計画になっている。

 9月6日、労働党、緑の党は、保守連合政府の「ドラッグ検査で陽性なら福祉金をデビット・カードで支給し、ドラッグを手に入れられないようにする」法案に反対する医療専門家の発言を支持し、「ニュースタートとユース・アラウワンスの新受給者5000人に対して違法薬物の検査をすると言うのは効果がなく、また、薬物中毒は医療問題として考えるべきであり、福祉制度を通して処罰するべきではない」との考えを明らかにしている。

 労働党のリンダ・バーニー影の社会福祉相は、「2回の抜き打ちドラッグ検査で陽性判定された者には現金を支給せず、デビット・カードでドラッグを手に入れられないようにするという計画は保守連合の福祉受給者敵視策の一つだ。ドラッグ中毒は治療対象の医療問題と考えるべきであり、福祉制度でコントロールすることではない」と語った。

 また、緑の党のレイチェル・シーワート上院議員も、「保守連合政府は道徳的破産者であり、医療専門家の勧告を無視してイデオロギー的な政策をゴリ押ししようとしている」と批判している。

 労働党と緑の党の反対があれば、政府法案が上院を通過するためには6人の諸派無所属のうち4人の支持を獲得しなければならない。
■ソース
Government will have to sway Jacqui Lambie in welfare drug test plan

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