財相、AWHからの政治献金否定

与野党巻き込む水道企業疑獄

 エディ・オベイド元労働党NSW州大臣の水道企業にからんだ疑獄はアーサー・シノディノス自由党連邦議員にも波及しているが、シノディノス議員は不正行為を否定、「すべて腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の場で証言する。必ず潔白が証明されるはず」と語っており、トニー・アボット連邦首相が、「シノディノスは立派な政治家、立派な友人」と評してとことん擁護している。もっとも、不正行為が発覚した政治家は誰でも追い詰められるまで「潔白」を主張し、党友議員や党首も「信頼している」と擁護するのが決まった筋書きになっている。

 シノディノス議員がかつて役員をしていたオーストラリアン・ウォーター・ホールディングズ社は、役員に破格の報酬を与えており、投資家から集めた金のかなりの部分が役員報酬に消えていたとされている。ICACの審理でもシノディノス役員の報酬も当時年20万ドルという破格の額を同社は投資家には隠し続けていたとの証言が出されており、AWHは、役員らが税金からできる限り甘い汁を吸い上げるための機関同様になっていたとされている。

 さらに、2010年の連邦総選挙でもジョー・ホッキー議員の選挙対策委員会に1万ドルの他自由国民党などにも巨額の献金がAWHから出ており、2013年にAWH疑獄がメディアで報道されるようになると、ホッキー議員の選挙対策委員会からAWH宛てに1万ドルとGST1000ドルを含めた額が返済されたと報道されている。

 しかし、3月21日にはホッキー氏が、「AWHから政治献金を受けたことも返済したこともない」と発言した。(NP)

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