元国防軍最高司令官、連邦総督就任

学識者ブライス氏から引き継ぎ

 前連邦総督のクエンティン・ブライス氏はQLD州出身の学識経験者、新しく第26代連邦総督職を引き継いだピーター・コスグローブ氏は元豪国防軍最高司令官。コスグローブ氏の業績や人柄を否定する人は少ないが、このあたりに労働党と保守連合の意識の違いが現れているという批評も聞かれた。

 しかも、ブライス前連邦総督退任式の当日にトニー・アボット連邦首相が保守連合政権政治家にも諮らず、独断で、デーム、ナイトの貴族称号を復活させると発表した。ボブ・ホーク労働党政権が称号授与を停止したが、報道によると、法律は廃止されておらず、執行されていないだけとあり、したがって連邦首相が独断で復活することは法的に可能とされている。しかし、アボット首相が政治の師とも見なしており、君主制支持者のジョン・ハワード元連邦首相さえ、「今時、デーム、ナイトなど、国民は時代錯誤だと思うだろう。私ならくれると言われても受け取らない」と発言した。一方、ブライス前連邦総督は「デーム」称号を受け取り、コスグローブ現連邦総督も「ナイト」称号を受け取ったと報道されている。

 3月28日、サー・ピーター・コスグローブ氏の連邦総督就任演説が連邦議事堂上院で行われ、コスグローブ氏は、オーストラリア先住民族、デーム・クエンティン・ブライス氏、2013年6月にアフガニスタンで戦死し、今年2月にビクトリア十字章死後受勲したキャメロン・ベアード伍長を称えた。また、2001年に「今年のオーストラリア国民」に選ばれ、様々な行事に参加しており、連邦総督の名誉職で様々な行事に出席する心の準備はできていると述べた。(NP)

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