「郡部自由党は人種差別主義者」

NT、先住民族議員、党と対立する

 3月27日、アリソン・アンダーソン、ラリサ・リー、フランシス・ザビアの3アボリジニ議員は、CLP政府の対応を不満として、アダム・ジャイルズ主席大臣に要求書を突きつけ、議院から退場した。これに対して、ジャイルズ主席大臣は、ナマジラ選挙区選出のアンダーソン議員を「政府に対する謀反を指導した」と非難し、議会党員資格を停止すると発表した。

 ABCラジオ放送に出演したアンダーソン議員は、「ALPに所属して議員を務めたことがあるが、CLPの扱いの方が悪い。ALPにいた時にはこのような仕打ちを受けたことがない。ALPに所属している方が安心していられることが分かった。ALPには社会的良心があるし、アボリジニのための政策を考えている。私が出会った人種差別グループといえばCLPだけだ」と語っている。

 アンダーソン議員は今後野党席に座ることになり、CLP幹部会は議員を党から除名することになると思われる。これに対して、ジャイルズ主席大臣は、「3人はCLPの頭に銃を突きつけたようなものだ。北部準州を人質に取られて一人の議員の身代金要求を呑むことはできない」と語っている。27日には、ジャイルズ主席大臣は、「誰も除名しない」と発表していたが、28日には、「要求が極端すぎる、まるで冗談としか思われない。3人は政府ばかりか、準州全体まで人質に取ろうとしている。許せない」と語っている。

 ABC放送は、要求がアボリジニ問題省の設立とアンダーソン議員をアボリジニ問題相に指名すること、リー議員は青少年スポーツ・レクリエーション公園野生生物女性問題担当大臣に、ザビア議員を政務次官に任命すること、マット・コンラン、ベス・プライス両議員を閣僚から外すことなどが要求されていると報道している。テリー・ミルズ前首席大臣が政界を引退したため、4月に補欠選挙が行われるが、CLPが選挙で敗れると、3人の脱党後にはジェリー・ウッド無所属議員の支持を得て少数派内閣を組織するしかなくなる。また、28日には3議員の顧問2人がジャイルズ氏によって解雇されており、何らかの政変が画策されていた可能性を示している。

 ディライア・ローリー野党労働党党首は、「ジャイルズ主席大臣は、僻地住民の信頼を失った。アンダーソン議員を除名してもこの危機は去らない。彼女を除名してこの危機を脱出できると思うなら、だまされているのは彼自身だけだ」と語っている。(NP)

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