「石炭は今後も人類発展の燃料」

アボット首相、アジア協会で演説

 アメリカ滞在中のトニー・アボット豪首相はテキサス州ヒューストンのアジア協会でビジネス界リーダーを前に演説し、「オーストラリアの石炭は今後何十年も人類発展の燃料となる」と語った。

 さらに、「そのためにも私の政府は炭素税を廃止する。政府は、特定エネルギー源を締め出すことなく、気候変動対策の行動を取る。オーストラリアの天然資源開発論議は往々にして気候変動や環境への影響の問題と合わせて進められる。炭素排出を減らすために妥当な範囲で行動することが賢明だと思う。しかし、特定燃料を排除することや経済成長を損なうことがいいとは思わない。石炭は今後も燃料源として人類発展に寄与する。炭素税は我が国経済を損ない、エネルギー・コスト上昇を引き起こした。私の政府は、炭素税の代わりに、炭素排出量を減らすため、植林、炭素地下貯留、火力発電所浄化など対費用効果の高い、的を絞った対策に25億5,000万ドルを計上する。これは企業や国民世帯を支援し、エネルギー・コストを引き下げると同時に炭素排出量を減らす、インセンティブ型の対策だ」と語った。

 また、オーストラリアとアメリカの強い結びつきを称え、アメリカの石油・ガス産業の成功に学びたいとして、「アメリカを再び世界最大の石油・ガス産出国に押し上げたシェール・オイル、シェール・ガス革命はオーストラリアも懸命に見習っている。太平洋を挟んだ向こう側でオーストラリアも豊富で信頼性の高いエネルギーで将来の経済を支えるという共通の利害がある。オーストラリアは格安のエネルギー大国の地位を確保すべきだと考えている」と演説した。

 アボット豪首相は、テキサスがんセンターを訪問してGP診察料$7のうち$5を資金として医学研究フューチャー・ファンドを設立するという予算案に盛り込まれた計画を話し、その後、ハワイで真珠湾を訪れ、11日間の世界一周外遊を終える。(NP)

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