ショーテン、過去の強姦捜査明らかに

30年以上前の噂を警察が「根拠なし」

 8月21日、ビル・ショーテン連邦労働党党首が記者会見し、「1980年代の強姦事件の噂で捜査を受けた労働党幹部とは私のこと。その噂のため、VIC州警察が捜査し、私も事情聴取に応じた。警察は噂に根拠なしと判断した」と発表した。

 この種の噂は否定しても知らん顔しても陰謀論のようにしぶとく生き続け、危機的な局面で頭をもたげてくるのがよくあるパターンで、政敵の保守連合が利用しなくても、同じく労働党を仇敵と狙い続ける扇情的なタブロイド新聞なら思わせぶりに取り上げることが考えられ、事実無根であってもほのめかすだけで効果を発揮する。今回の記者会見は、その禍根を根こそぎする意図があったと見られる。ただ、扇情的タブロイド新聞の編集者やコメンテータが意に介するかどうかは今後を見なければならない。

 この噂は、ショーテン氏が党首に就任して間もなく浮上し、ショーテン氏が19歳頃のできごととされている。一部の新聞が「党幹部」とのみ報道していた。予想されるとおり右翼のブロッグやソーシャル・メディアはもっとあからさまに書き立て、読者も容易にショーテン氏と推測できるような噂になっていた。VIC州警察の捜査は昨年11月に始まったがすでに一件は閉じられている。21日付全国紙が、自称被害者の、「私の話を聞いた人は誰でも私がほんとうのことを話していると分かるはず。二度と彼の顔を見たくない」という談話を掲載したが、「彼」が誰であるかは明らかにしなかった。一方、キャンベラではこの噂は以前からずっと流れており、「被害者」の談話も発表されるのではとの予想も生まれていた。

 ショーテン氏は、「この捜査の間、家族には心理的負担だった。妻クロエ、スタッフ、同僚議員の支援に感謝する」と語った。警察が、「事実の根拠なし」と決定した以上、今後何らかの進展があるとすれば、「被害者」が名乗りを挙げ、詳しい証言をすることだけが残されている。(NP)

http://www.smh.com.au/federal-politics/political-opinion/bill-shorten-faces-up-to-rape-allegations-by-attempting-to-speak-out-first-20140821-106v0r.html#ixzz3B1F0cTCy

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る