「さらなる予算カットで新防衛費捻出」

ホッキー財相が防衛費上積み予告

 保守派は福祉が嫌いで軍事が好きというのが通り相場で、トニー・アボット連邦首相は納入のめども立っていない統合攻撃戦闘機(JSF)のF-35を首相就任短時日にして追加注文し、1機150億円といわれるステルス戦闘機の100機購入を決めている。さらに、一旦軍隊を引き揚げたイラクの情勢変化で再び輸送機、戦闘機、給油機の他600人の地上勢力を派遣した。いずれも毎日莫大な経費がかかる。

 10月1日、ジョー・ホッキー財相が、「新防衛費捻出のため、さらに予算をカットしなければならない。新しいカット項目を見つけなければならない」と警告した。ホッキー財相マシアス・コーマン予算相と一緒に葉巻をくゆらした5月予算案は大きな予算削減項目が上院議員の支持を得られず、遅々として進んでいない。そこに来て、8月には政府が、「テロの脅威に対処するため、安全保障と諜報機関の予算を6億3,000万ドル拡大する」と発表した。また、軍隊の中東派遣には年間5億ドルがかかると見積もっている。ホッキー財相は防衛費を「適切な支出」としているが、財源を必要としている。「慎重に系統立てて削減項目を探す。12月の期中経済財政見通し時に削減項目を明らかにする」と語っている。

 下院の質問時間にビル・ショーテン労働党党首が、アボット首相に対して、削減項目の詳細を明らかにするよう求めたが、アボット首相はいつものように、「これも財政黒字回復を達成できなかった労働党前政権の落ち度だ」と突っぱねた。さらに、「予算案全項目を実現するつもりか?」と質問されて、アボット首相は、「イエス」と答えている。しかし、$7のGP診察料、有給産児休暇、ペトロール税リンク化など何十億ドルもの項目が成立しないまま残されている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-01/joe-hockey-signals-more-budget-cuts-to-pay-for-defence-security/5782044

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