ペリス上院議員、Eメール漏洩追及に

「新聞掲載は養親権めぐる脅迫事件」 

 北部準州のルパート・マードック系地方紙が、ノバ・ペリス労働党連邦上院議員の電子メールを掲載した。内容はペリス議員がオリンピック選手だった時期のトリニダド・トバゴ出身のコーチとの親密なやりとりで、労働党攻撃を続けているニューズ・コープが労働党議員のスキャンダルを暴く狙いだったと見られるが、ペリス議員は連邦議会上院で、「もともと何のやましいところもない。子供の養親権をめぐって紛争があり、相手が脅迫にこの電子メールを使ったもので、同新聞が掲載したのもその脅迫行為の続き」と説明した。同議員はプライベートな電子メールがメディアに漏洩された問題を犯罪行為として連邦警察(AFP)に訴えていたが、10月31日には同じ問題でニューズ・コープをプレス・カウンシルに提訴したことが報道されている。

 この問題では労働党議員はペリス議員を支持しているが、保守連合政権のマルコム・タンブル通信相も、「報道の自由は尊重されるべきだが、電子メールの内容が国民が知らなければならない問題だったかどうかの判断は厳しく行うべきではないか」とニューズ・コープの扇情的な報道ぶりを暗に批判している。

 10月29日付ノーザン・テリトリー・ニューズ紙は、「2010年のオリンピック・メダル受章者のペリス上院議員とアト・ボルドン氏の間のやりとり」とする電子メール内容を掲載した。また、同紙は、「ペリス上院議員は当時オーストラリア陸連大使を務めており、ボルドン氏をオーストラリアに呼び寄せるために陸連の旅費負担を働きかけた」と報道している。これに対して、ペリス議員は、「当時、自分は旅費負担を決められる立場にない。何の不正行為もない。この電子メール掲載は家族争議にからんだ脅迫。相手は、養親権の問題で要求が容れられないなら、関係者全員、特に子供が悲しい目にあうことになるなどの脅迫を続けてきた」と議会で発言した。また、タンブル通信相は訴訟問題が絡んでいるとして、「ノーザン・テリトリー・ニューズ紙は、プライベートな家族争議の中に自ら進んで入っていったようだ」と語っている。

 ペリス議員は、「電子メール暴露は私と家族に恥をかかせ、金を巻き上げようとした行為であり、新聞は私と相手との間に長年、家族争議が続いていることも十分承知しているはず」と語った。これに対して新聞社側は、「家族争議などプライベートな問題は出さなかった。しかし、公金が不正使用された可能性がある点については国民に知る権利がある」と反論している。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-31/press-council-gets-complaint-over-publication-of-peris-emails/5856360

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