パイン大学改革予算法案上院で否決

PUP議員が「教育相がテキハラ」訴え

 このところ、支持率急降下が報じられているクリストファー・パイン教育相は、ニック・ゼノフォン無所属上院議員が、「大学時代、彼は弁舌が達者で名人級のセールスマンだ」と評する人物。しかし、パイン大臣の「大学自由化」予算法案は非常に評判が悪く、さしもの名人級セールスマンも野党無所属諸派の説得に失敗している。しかも、12月2日の採決前には、パーマー連合党(PUP)のグレン・ラザラス上院議員が、「パイン大臣から集中的なテキスト・メッセージでハラスメントを受けている。パイン大臣からどんなにテキスト・メッセージ、チョコレート、赤バラをもらっても大学教育費値上げに賛成投票することはできない」と苦情を訴える一幕もあった。

 これに対して、パイン大臣は、「大学改革予算法案の失敗でアボット政府に恥をかかせた」という評価を否定し、また、テキスト・メッセージを送ったことについても正当化する発言を行った。議会は年末年始休みに入るが、その間際の採決で法案は労働党、緑の党、ゼノフォン、ジャッキ・ランビー両無所属、リッキー・ミュア・モータースポーツ・エンスージアスト党議員らの反対であっけなく否決された。

 財政黒字回復を唱える保守連合政権は不公平予算と呼ばれる諸法案を上院で阻止され、財政節約もできず、しかも鉄鉱石輸出価格の低下で税収入も予測を遙かに下回っている。エコノミストは今後予想以上に赤字が拡大すると分析しており、上院で33票対31票で「大学改革予算法案」を否決されたため、財政赤字はさらに50億ドル膨れあがる可能性が出ている。しかし、パイン大臣は、「法案に上院無所属・諸派議員の要求を組み込んでさらに手直しした法案を12月3日の下院に提出する」と発表している。

http://www.smh.com.au/federal-politics/political-news/senate-votes-down-abbott-governments-higher-education-changes-20141202-11yq2g.html

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