「次回選挙前に内閣改造ありえる」

波乱が伝えられる時期に首相が発言

 12月4日、トニー・アボット首相が、「2016年の選挙前に内閣改造もありえる」と発言した。アボット保守連合政権は世論調査で、支持率が野党労働党より低くなっており、また、保守連合内の支持率でもジュリー・ビショップ外相がダントツ人気、次いでマルコム・タンブル通信相となっており、アボット首相は相変わらず不人気首相のまま。

 ジョー・ホッキー財相の5月予算案は非常に不人気で半年以上が過ぎて未だに関連法案が決まらないまま期中経済財政見通し(MYEFO)発表の日が近づいている。しかも、「所得不況に入った」と報道されている時に、「国民はクリスマス・シーズンの消費を」と呼びかけ、国民の神経を逆撫でしている。クリストファー・パイン教育相の大学自由化法案も上院で否決された。リマで開かれる気候変動関係の会議には与党内で一番人気のビショップ外相を一人で送らず、アボット首相は、外相の下にあたるアンドリュー・ロブ貿易投資担当大臣の同行を命じたため、ビショップ外相が逆上したと報道されたが、翌日には外相が、「逆上する理由などない」と否定発言、アボット首相は、ホッキー財相についても、ビショップ外相についても、「よくやっている。信頼している」と発言している。

 国営の海軍造船所ASCを、「カヌー造りも信用できない」と放言したデビッド・ジョンストン国防相が今度は側近と一緒に業界代表者と歓談し、飲食に国費から何千ドルも使ったことが漏洩された。しかし、政府はこれを問題とせず、漏洩の「犯人」探しに連邦警察を使って追及を始めている。野党労働党はジョンストン大臣を追及し、政府に同大臣の罷免を迫っている。アボット首相は、「ジョンストン大臣には全幅の信頼を置いている」と答弁したが、政府閣僚が問題を抱えている時に、ABCテレビの時事番組「7.30」では、アボット首相は「2016年の選挙前に内閣改造もありえる。しかし、現在の内閣は及第点だ」と語っている。また、ビショップ外相、スコット・モリソン移民相、マシアス・コーマン予算相、ホッキー財相も称賛した。

http://www.abc.net.au/news/2014-12-04/pm-says-cabinet-reshuffle-likely-before-next-federal-election/5945248

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