労働党ベテラン連邦議員政界引退

党浄化提唱を続けた左派重鎮

 12月11日、ジョン・フォークナー労働党連邦上院議員が2015年1月末付けで辞表を出すと発表した。フォークナー議員はNSW州労働党左派で25年間にわたって政治家活動を行ってきたベテラン議員で、政治家が若いうちに引退するオーストラリアの政界慣行としては長老になる。

 今年60歳になるフォークナー議員はすでに「次期連邦選挙には出馬しない」と発言していたが、引退を早め、任期半ばの引退となる。引退後はしばらく上院の1議席が空白になる。

 連邦議事堂での記者会見で、フォークナー氏は、「もうおしまいにする」と語った。また、「政治生活を終える。労働党内の職に就くつもりもないが、地方支部の集会には参加する。今後とも労働党員として活動するつもりだ。全国大会代議員にはならないが、支部会議に出席し、選挙では労働党候補を応援する。また、平党員として党改革を主張し続ける」と語っており、引退を早めた理由として、「党内で若い世代を重用すべき時期だ」と語っている。ジェニー・マカリスター労働党全国議長がフォークナー氏の上院議席を引き継ぐことに党の支持が決まっている。

 フォークナー上院議員は、「引退後は何か有益なことをしたいが、まだ何の計画もなく、仕事の誘いもない。それに多くの引退政治家のような回顧録を書くつもりもない。今でもそういう本がありすぎだ」と語っている。

 フォークナー氏は、1989年に政界入りし、ポール・キーティング政権では国防相、環境相などを務めた。ジョン・ハワード保守連合政権時代には野党上院議員として上院予算委員会での厳しい政府追及で知られた。

 任期途中の空席は通常同じ党の中から選べるが、引退議員出身州議会の承認を必要とする。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-12-11/john-faulknerbrings-forward-his-retirement-from-parliament/5959844

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