労働党、ホッキー予算に向かい風

過去に批判した言い訳を借用

■出典
Labor takes aim at Hockey’s familiar budget ‘headwinds’

http://www.smh.com.au/federal-politics/political-news/labor-takes-aim-at-hockeys-familiar-budget-headwinds-20141213-126fx6.html

 かつて連邦労働党政権のウエイン・スワン財相(当時)が財政黒字回復の遅れを言い訳したのに対して、ジョー・ホッキー影の財相(当時)が非難した。しかし、今回、非難したホッキー財相が同じ言い訳を使っており、労働党がホッキー財相を非難している。

 ホッキー財相の5月予算案は連邦上院で通過に難儀しており、一方で財政収入が低調で、保守連合政権は早期財政黒字回復を公約に掲げて当選したにもかかわらず、遂に公約を破棄する発言をした。財相は12月15日に期中経済財政見通し(MYEFO)を発表する予定になっているが、その発表を前に、今後4年間で財政黒字回復するとの公約を守れないことを認めた。

 財務相の5月予算では2018年度には28億ドルの財政赤字、2019年度には11年ぶりに黒字に復帰すると予想していた。しかし、MYEFOでは、2015年度には前年度よりも赤字が拡大し、財政黒字回復も遅れると発表することになっている。ホッキー財相はその原因として、地下資源輸出価格低下、世界経済の低迷などを挙げているが、これは労働党連邦政権期にスワン財相が財政黒字回復が遅れる「向かい風」として挙げた原因でもあった。2012年、野党時代のホッキー氏は、「世界金融危機は以前から続いているが、選挙公約を掲げた時には労働党はそれを言い訳にしなかったではないか」とスワン氏を批判した。

 ブリスベンを訪れていた労働党のビール・ショーテン党首は、「窮状には同情するが、ホッキー氏は何もかも他人のせいにすることはできない」と批判している。(Ratei)

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