シノディノス、連邦副財相辞任を発表

休み明けにはアボット内閣改造発表か

 先頃、トニー・アボット連邦首相が「次期選挙までには内閣改造もありえる」と語っていた。次期選挙までにはまだ2年あるが、首相がこのような発言をすれば内閣改造は近いというのが通り相場になっており、来年の連邦議会休み明けには新内閣で発足することも考えられる。12月19日にはアーサー・シノディノス副財相が辞任を発表した。

 シノディノス副財相はNSW州腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)において、エディ・オベイド、イアン・マクドナルドら元NSW州労働党政権閣僚の水道施設事業汚職で名指されており、副財相の職務を離れていたが、これで正式に辞任したことになる。アボット首相は、「船腹にこびりついたフジツボをかき落とす」と発言しており、有権者の支持率がじり貧になっているアボット首相が、不成績な大臣や不祥事に関連した大臣を更迭し、

 シノディノス上院議員は、「首相に副財相辞任の意を伝え、首相の内閣改造に道を譲った。来年の予算にはフルタイムの副財務相が必要だ」と声明で述べており、3月以来副財務相の職務を離れ、しかも代理もいない状態が続いてきた。シノディノス議員は、ICACにおいて、オーストラリア水道ホールディングズ(AWH)社役員時代の行動に疑惑が出された。当時、アボット首相は、「ICACの調査が終わればシノディノスが副大臣職に復帰できることを期待している」と発言している。しかし、ICACの報告書が2015年1月から3月に延期になったため、2015年の議会再開までに去就を決めることが困難になった。

 シノディノス上院議員は、「最終的に委員会報告書が発表されれば私に腐敗行為も違法行為もなかったことが証明されるはずだ。近い将来、閣僚復帰ができると確信している。

 大臣職更迭が予想されている名前にはデビッド・ジョンストン国防相が浮かんでおり、逆にスコット・モリソン移民相、アンドリュー・ロブ貿易相が昇格することが予想されている。また、女性閣僚を増やすことが政権内外で要求されている。
■ソース
Arthur Sinodinos resigns as Assistant Treasurer, paving way for possible Cabinet reshuffle

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