NSW州労働党党首選、フォーリー有力

ただし、下院公認選にライバル議員

 2015年3月のNSW州議会選挙を控えて、ジョン・ロバートソン前党首が2011年にマーチン・プレース籠城事件犯人のマン・ハロン・モニスの親権問題に協力していたことが明らかになり、ロバートソン議員は党首を辞任した。その後継者争いでは有力だったマイケル・デーリー議員が立候補を辞退し、さらにスティーブ・ワン議員も辞立候補を辞退、州議会上院のルーク・フォーリー議員が残り、党首就任は確実になったが、党首は下院議員から選ぶ慣行になっており、フォーリー議員は3月の選挙で下院議員に立候補しなければならない。

 フォーリー議員は、下院議員の席に天下りすることを拒んでおり、シドニー首都圏西部オーバーン選挙区から出馬する意思を明らかにしている。しかし、オーバーン選挙区ではバーバラ・ペリー現役議員支持が強く、3月選挙に向けた公認選にも立候補すると表明しており、そうなれば、同選挙区で一般党員がペリー議員支持、議員党員がフォーリー議員支持で真っ二つに割れる可能性もあり、連邦労働党党首選で起きた事態を繰り返すことになる。フォーリー議員を支援する州労働党のシドニー市内サセックス・ストリートの本部ではペリー議員に、「フォーリー議員に譲らなければ、村八分になる」と脅したが、ペリー議員はこれを拒絶したと報道されている。

 党首候補だったデーリー議員は、「どんなことがあっても党首選から抜けない」と言った翌日に抜けた。また、ワン議員は、「党本部の支持はフォーリー議員で固まっている」として抜けた。保守連合州政権のアンドリュー・コンスタンス財相は、「労働党にはもう民主主義がない。フォーリー党首擁立は労働党の黒幕達が決め、一般党員が党首を選ぶこともできない。フォーリーは労組幹部、党職員を歴任し、今は党本部の顔のない男達に党首に据えられた」と評している。

 これに対してフォーリー議員は、「私の働きと、野党の立場での能力が認められ、同僚に支持されているだけだ。私は元々党首候補とは思われていなかった」と反論している。また、リンダ・バーニー党首代行も、「もちろん、政府の大臣が言いそうな発言。3月選挙に向けて確固としたビジョンと政策をもって臨むだけ」と反論している。
■ソース
Labor’s Luke Foley rejects ‘faceless men’ claims, vows to lead ‘party of solutions’

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