NSW州首相、刑務所新築検討

犯罪厳罰化で増える受刑者人口

 1月8日付ABC放送は、マイク・ベアード保守連合NSW州首相が新刑務所建築を検討していると報道した。NSW州では犯罪厳罰化で受刑者が増えており、同じ厳罰化の傾向で今後保釈法を改定すれば現在の刑務所の定員を突破することになる。

 先に州公務員労組(PSA)は、「保釈法を厳格化することで今後州の受刑者数が刑務所総定員の11,000人を突破することになるだろう」と警告していた。現在の州内の受刑者数は10,500人。州政府は中警備刑務所受刑者向けにプレハブ式の房を検討していたが、PSAはこれについても批判していた。

 ベアード州首相は、「刑務所の定員を増やすこと、新刑務所を建てることもあるが、プレハブ棟を建てることもアイデアの一つだ。幅広い戦略の一つとして考えている。刑務所数が著しく減る傾向にあったが今は増え始めている。いずれにせよ、受刑者数に応じた刑務所を用意することが政府の責任だ」と語っている。

 一方、PSAのスティーブン・マクマーン氏は、「新刑務所が建てられないなら受刑者や刑務官の安全が脅かされることになる。プレハブ棟などは長期的な問題に短期の解決策を持ち出すことだ。受刑者が12,000人になるだけで刑務所がパンクするだろう」と批判している。

 さらに、「しかも受刑者が運動をするスペースにプレハブを建てるというのも賛成できない。受刑者や刑務官の安全が保証できない」と反対している。

 保守連合政府は州内の受刑者数が増えている時期にパラマッタ、カークコネル、ベリマの刑務所を閉鎖した。ただし、この3刑務所を再開することには、労組も、「経済的に釣り合わない」としており、政府側も、「新しくより効率的な刑務所を新築する方が安上がりだ」と語っており、プレハブもその一つに挙げられている。
■ソース

http://www.abc.net.au/news/2015-01-08/nsw-government-considers-new-jails-prisoner-numbers-rise/6006372

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