北部準州でも政変劇、ジャイルズ留任

バンホルテ、警察幹部のクーデタ失敗

 この記事は国内報道の要約であり、日豪プレスの方針、意見と解釈されるものではない。

 保守連合連邦政権はトニー・アボット連邦首相の専断政治に対する党内外の批判が高まっており、すでに首相の去就をめぐって大揺れに揺れているが、2月2日、北部準州の郡部自由党政権ではアダム・ジャイルズ主席大臣が突然党議員の信任を失い、罷免され、ウィレム・ウェストラ・バンホルテ議員が新主席大臣に任命されたが、ジャイルズ主席大臣が辞表署名を拒否し、膠着状態という異常事態になっている。

 しかも、郡部自由党内の人種差別と僻地のアボリジニ・コミュニティなどには何の政策も届いていないことを不満として離党したアリソン・アンダーソン、ラリサ・リー両議員が復党を試みているという情報も流れている。

 ジャイルズ氏とデビッド・トルナー副主席大臣が党議員団から罷免された後で郡自由党運営委員会が招集された。その前には、トルナー副主席大臣が直ちに選挙に移り、準州民の裁定を受けることを提案している。さらに郡自由党議員で準州自治議会議長のケジア・ピューリック議員が、「与党内紛はこれで終わらない。もっといろいろある」と発言するなど異様な状況になっている。

 ジャイルズ主席大臣自身、そのリーダーシップのスタイルや個人的な判断などが問題になっており、また、準州民に対する態度やジョン・マクロバーツ前警察長官のスキャンダル対処などでとかくの批判を受けてきた。そのため、2月2日夜の党議員会議で主席大臣の任を解かれた。しかし、辞表の署名を拒んでいるため依然として主席大臣の地位にあるが、実質的に準州自治政府は主席大臣がいない状態になっている。そのため、ジョン・ハーディ行政官(州総督に相当)が主席大臣代行を務める結果になっている。

 豪国立大学(ANU)の憲法学の大家、ロン・レビー博士は、「行政官がジャイルズ氏を罷免するまで同氏が主席大臣を続けることができる」と分析している。
■ソース
NT stand-off over appointment of new chief minister Willem Westra van Holthe as Adam Giles refuses to quit

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