失業率6.4%、12年ぶりの高水準に

「長期傾向ではない」とアベツ大臣

 オーストラリア統計局(ABS)は、2015年1月には12,200人の雇用が失われ、失業率が2002年8月以来最高水準の6.4%に上昇したと推定数字を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABSの推定によると、2014年12月の失業率6.1%から大きく跳ね上がっている。その主要原因はフルタイム雇用が28,100人減少しており、一方パートタイム雇用が15,900人増えている。ABSの報告の中で唯一明るいデータとして、全人口に対する就業中または求職中の人口の比率を表す労働力率が64.8%を維持していることが挙げられている。また、フルタイム雇用が減少し、失業率とパートタイム雇用が増加しているにもかかわらず1月の総労働時間は0.5%増加している。一方、長期安定トレンドとして、失業率は6.3%、労働力率は64.7%と推定されている。

 エコノミストの予測中央値は前月よりわずかに上昇して6.2%だったが、大方のエコノミストが雇用増と予測していた。RBC Capital Marketsのエコノミスト、Su-Lin Ongは、12月のデータが予想以上に強かった反動と分析し、今後も6.25%から6.5%前後で推移すると予想、さらに5月にも中銀(RBA)の政策金利引き下げがあると予想している。また、コモンウエルス銀行のDiana Mousinaは、「中銀は3月に金利を2%に引き下げるのではないか。また、中銀は失業率も2016年中期には6.5%でピークを迎えると予想しているが、我々は失業率がもう少し高くなるだろうと予想している」と述べている。

 これに対して、エリック・アベツ雇用担当大臣は、「最近、ABSは的確な数字をつかみ損ねているようだ。だから数字が動揺して跳ね回っているのだろうし、たった一月の数字を長期傾向を示すものと解釈すべきでない。それでも、この数字は政府がさらに経済に対して働きかける必要があることを示している」と述べている。
■ソース
Unemployment surges to 12-year high of 6.4 per cent; 12,200 jobs shed

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