医療費節約でも研究基金保証せず

新保健相がバルク請求に微妙な発言

 2月18日、スッサン・レイ新保健相は、「医療バルク請求制度改革で予算節約できても医学研究基金に繰り込む保証はしない」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 保守連合連邦政府は、「患者がGPの診察を受ける度に$7の診察料を請求する制度を新設し、その収入を巨額の医学研究基金に充てる」としていたが、2014年12月には上院で阻止されたため、政府は代案として、GPの医師の任意で患者から$5を徴収し、その分だけ政府から医師に支払われる還付金を減額する制度を発表した。

 しかし、2015年1月、新保健相に就任したレイ大臣が代案の基幹部分を廃止し、医師と協議する意図を明らかにした。さらに、2月18日になってレイ大臣は、「医師との協議はまだ済んでおらず、従って、それについて一切保証はできない。医学研究フューチャー・ファンドはすでに資金が集まってきており、単一の政策に依存するものではない」と語っている。

 また、レイ大臣は、「診察の90%近くがバルク請求で年間メディケア請求額はこの10年で倍増し、年間60億ドルを超えている。10年前にはメディケア特別税でその67%をカバーできたが、今では54%にしかならない。しかし、特別税を引き上げるだけでは効率の悪い制度に無駄金を使う結果にしかならない」として、メディケア特別税引き上げを否定し、あくまでも診察料導入で患者が医者の診察を受けることを抑制する方向で構えている。
■ソース
Bulk billing: Federal Health Minister Sussan Ley won’t guarantee savings will go into medical research fund

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