アボット保守連合支持率やや持ち直す

フェアファクス-イプソスの調査で判明

 与党保守連合内でトニー・アボット首相に対する不満が高まっており、メディアは連日与党内の動きを伝えているが、一方でフェアファクス-イプソス世論調査は保守連合支持率が徐々に盛り返していることを裏付けている。

 フェアファクス系メディアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙が伝えている。

 2013年9月7日の連邦選挙以降2014年3月に保守連合支持率がわずかに労働党を上回った後、じり貧を続け、2014年10月に保守連合49%対労働党51%を記録した後はさらに保守連合支持率が下り坂にあった。今回、再び保守連合が49%、労働党が51%と僅差にこぎ着けたことは短期的にせよ与党内での首相の立場を支えることも考えられる。ただし、2013年9月の選挙時比較では保守連合は4.5%の票を失っており、議席数に換算すると24議席という多数になる。

 さらにアボット氏にとって気がかりなのは、マルコム・タンブル前保守連合リーダーの方がアボット氏よりも「首相適格者」の支持が多いことであり、「リーダーシップの資質」10項目すべてにわたってタンブル氏がアボット氏を引き離している。具体的なリーダー支持率ではタンブル氏が39%、ジュリー・ビショップ外相が24%。対するアボット氏は19%に過ぎない。また、自由党内で「アボット氏が支持されている」と考えている有権者はわずか21%で、1年前の53%から大きく下がっている。一方、自由党内で「タンブル氏が支持されている」と考えている有権者は52%にのぼる。

 同世論調査のジェシカ・エルグッド氏は、「保守連合支持率がわずかに伸びているが、アボット支持率は依然低いままで、タンブル氏は人格的に高い評価を受けている。保守連合支持率が上がっているのは、有権者がアボット氏の退場が間近と判断して保守連合支持に移っているのではないか」と分析している。
■ソース
Tony Abbott thrown lifeline in Fairfax-Ipsos poll

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