連邦、今度は自動車振興カット撤回

ただし実質給付は名目の11%だけ

 連邦政府は、SA、VIC州両州の自動車産業振興助成金9億ドルのカットを断念した。しかし、実際に自動車産業に下りる金額は1億ドルにもならず、政府もそのことはよく承知している

 3月10日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 政府筋がABC放送に語ったところによると、「Automotive Transformation Scheme」からカットするはずだった9億ドルを復活したが、自動車産業はすでに2017年の自動車製造終了に向けて生産量減少を決めており、実際には8億ドルは交付しないことになると判明している。

 同日朝、イアン・マックファーラン産業相は、何千という自動車産業雇用が消えることになっているアデレードにおいて、この政策変更を発表した。しかし、産業相自身のプレス・リリースは、「政策を変更するが、フォード、ホールデン、トヨタ3社は独自の決定に基づいてオーストラリア国内での自動車生産を停止すると決定しており、このプログラムの廃止を撤回しても資金の節約はほぼ確実になる」と語っている。また、トニー・アボット首相も、「助成金制度は自動車産業の縮小に従って助成金制度も縮小される。制度そのものは法律に従って続けられるがいくら支払われるかは自動車メーカーが制度に対して助成金を申請することで決まる」と語っている。

 政府は、この助成金制度を縮小廃止することも考えていたが法案が上院を通過することはまず考えられなかったが、制度の内容を調べているうちに廃止しなくても出費を大幅にカットできることに気づいたとされている。政府はこの金額を予算の中に戻し、自動車産業支援には再利用しない。
■ソース
Car industry funding: Abbott Government aware only $100 million of $900 million budget backdown to flow to industry

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