連邦下院で重油を垂らし退場命令

自由党議員、外洋客船の排気に抗議

 3月24日夜、連邦下院自由党議員が、「オーストラリアの港に入る外洋客船は低質なバンカー重油を燃料として燃やしており、排気が周辺住民の健康を害している」として、下院議場内でバンカー重油の入った瓶を取り出し、自分の手に注ぐなどしたため、議場の秩序を乱したかどで、議長から24時間の議院退場を命じられるという事件が起きた。

 ABC放送〔電子版)が伝えた。

 議員はQLD州ブリスベン市の東、モートン湾を挟んで大陸側とノース・ストラドブローク島を擁するボウマン選挙区選出のアンドリュー・レーミング氏。バンカー重油は一般的には船舶燃料重油を指し、石油精製後に残る黒い粘りけのある油。

 レーミング議員は議場で油の入った瓶を取り出し、「外洋客船企業は行いを正せ」と発言、さらに、「人の住んでいる近くでこのような物を燃やすべきではない。とても汚い物だ」と言いながら油を手にこぼし、さらに卓や床にこぼした。

 そのため、ブロンウィン・ビショップ下院議長は、「レーミング議員の行為は無謀で深刻な問題。24時間の退場を命じる」と発言した。議長の要求に応えてレーミング議員は謝罪したが議長はあくまでも24時間の退場が妥当とした。

 後に、レーミング議員が声明を発表し、「アメリカ、ヨーロッパの港湾ではバンカー重油使用を禁じている。他の先進国が禁じているのなら、オーストラリアでもすでに禁じられていて当然のはず。国民がこの排気を吸わなければならない限り、バンカー重油を議場に持ち込んだことも正当」と述べている。
■ソース
Andrew Laming ejected from Parliament after pouring fuel on himself in chamber

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る