再生エネルギー発電目標率政府強硬

クリーン・エネルギー会議妥協案拒否

 発電エネルギーを風力や太陽光など再生可能エネルギーでまかなう目標率(RET)については2020年までに20%を達成するという計画があったが、保守連合、労働党とも率の引き下げに合意しているものの、保守連合連邦政府はまだRETを発表していない。そのため、クリーン・エネルギー会議がRET妥協案を提出したが、イアン・マクファーラン産業相がこのRET妥協案を拒否し、「32,000ギガワット時(GWh)以上の数字を考えていない」と発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現在の目標は41,000GWhになっており、今後電力需要が下がっていくと2020年までには20%を越えることになる。労働党は35,000GWhから40,000GWhの間を望んでおり、「政府が目標率を引き上げなければ交渉の余地はない」としている。締め切りが近づいている現在、クリーン・エネルギー会議が妥協策として、ケーン・ソーントン理事長が33,500GWhまでの引き下げを支持するとの書簡をトニー・アボット首相に送った。ソーントン理事長は、「電力部門は32,000GWhの線も受け入れるつもりがないが、会議では33,500GWhまで妥協する用意がある。与野党がこの提案を受け入れることが我が国の国益にかなっているのではないか」としている。

 これに対してマクファーラン大臣は、「32,000GWh以下しか受け入れない。いやなら決裂だ」としている。アナリストの間では、ここで妥協せず、法案を廃案にすれば今後高くつくことになるとの意見が強い。再生可能エネルギー認証市場が崩壊し、振り出しに戻ることになる。また、与野党ともエネルギー大量消費型のアルミニウム産業についてはこの目標から除外すること一致している。しかし、与野党の妥協が成立しなければこの除外も発効しない。豪アルミニウム協議会では「3月31日までに妥協が成り立たなければ5,000万ドルから8,000万ドル程度の支出を迫られる」と発言している。
■ソース
Renewable Energy Target: Government rejects RET compromise proposed by Clean Energy Council

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